投資・税金・年金・家計を、だまされずに確かめるブログ

税金・相続公開 2026-10-28 ・ 更新 2026-10-28

国民年金の控除証明書が届かない?年末調整に間に合う時期と、10〜12月分が遅れる理由

このページには広告(アフィリエイトリンク)を含むことがあります。

国民年金の控除証明書

国民年金の控除証明書は、1〜9月に払った分が書面で10月下旬〜11月上旬、10〜12月に払った分は2027年2月上旬に届く予定です(日本年金機構、2026年10月9日更新)。年末調整に使えるのは、届いた証明書だけです。10〜12月分は、年末調整には間に合いません。

「まだ届かない」と焦る時期ですが、10月中は予定の範囲内です。まず、自分がどの方式で、いつ届く対象なのかを確かめましょう。

書いている私は、売買ロジックを100以上検証してきたシステムエンジニアです。FP1級の資格は持っていますが、税理士ではなく、個別の税額計算や申告の代行はしません。日本年金機構と国税庁の原文を開いて確かめた内容だけを書いています。

まず1分チェック:自分はどれ?

  1. 2026年中に、国民年金保険料を一度でも払いましたか。会社員でも、一度でも払っていれば証明書は届きます
  2. 電子データで受け取る設定ですか。電子の対象者には、書面は郵送されません
  3. 払った時期は1〜9月ですか、10〜12月ですか。これで届く時期が変わります

3つの質問の1つ目:届く時期の出どころは?

この記事は、3つの質問の最初、「その数字の出典は?」で確かめました。日本年金機構のお知らせ(ページ記載の更新日は2026年10月9日)にある送付予定は、次のとおりです。

方式対象の納付期間届く予定
電子データ1月1日〜9月30日10月中旬〜下旬に順次
書面(郵送)1月1日〜9月30日10月下旬〜11月上旬に順次
電子データ10月1日〜12月31日2027年1月下旬から順次
書面(郵送)10月1日〜12月31日2027年2月上旬

日本年金機構のお知らせ(2026年10月28日に確認)から作成。10〜12月分は、1〜9月分の対象者を除きます

今日は10月28日です。書面で1〜9月分を待っている人は、予定の期間のまんなかにいます。「届かない」と判断するのは、11月上旬を過ぎてからで遅くありません。

10〜12月に払った分が、年末調整に間に合わない理由

10〜12月に払った保険料の証明書は、早くても電子で2027年1月下旬、書面なら2月上旬です。会社に出す年末調整の書類は、多くの会社で11〜12月に集めます。会社ごとの締切は公式の日付が無いので、ここでは書きません。

見落としやすいのは、年末調整では、証明書の代わりに明細書を使えないことです。日本年金機構のお知らせに、そう書かれています。10〜12月分は、年末調整ではなく、翌年の確定申告で控除する形になります。

確定申告なら、令和9年(2027年)1月1日以後に令和8年分を出す場合に限り、証明書の添付に代えて、決められた事項を書いた明細書を付けられます(国税庁 No.1130、令和8年4月1日現在法令等)。

控除される金額と、出し方

国民年金保険料は、社会保険料控除の対象で、国税庁によると、控除できるのはその年に実際に払った金額の全額です。本人の分だけでなく、生計を一にする親族の保険料を払った場合も対象になります。

出し方どこへ証明書の扱い
年末調整勤務先に「給与所得者の保険料控除申告書」添付するか、提出時に見せる(明細書での代用は不可)
確定申告所轄の税務署添付か提示。2027年1月1日以後の提出なら明細書でも可

国税庁 No.1130「社会保険料控除」(令和8年4月1日現在法令等、2026年10月28日に確認)から作成

損する場合:出さないと、払った分が控除されない

証明書がないまま年末調整を終えると、国民年金の分は控除されないまま年が明けます。取り戻す道は、確定申告です。ただし、会社員が国民年金保険料を払っているのは、転職の合間や、20歳前後の学生のころなど、限られた場面が多いはずです。金額が小さければ、確定申告の手間と見合うかを先に考えます。

もう1点。電子データで受け取る設定にしている人は、書面が届きません。「封筒が来ない」と思ったら、まずマイナポータルなどの電子の受け取り先を見てください。

私ならこうする

書き手のアイコン書き手

私なら、まず2026年に払った月を書き出します。1〜9月だけなら、10月下旬〜11月上旬の証明書を待って、年末調整の書類と一緒に出します。10〜12月にも払っているなら、その分は確定申告に回すと決めて、年末調整の書類には1〜9月分だけを書きます。

年末調整と確定申告の違いは年末調整と確定申告の違いにまとめました。確定申告そのものの進め方は副業の確定申告のやり方で確認できます。

この記事でわからないこと

次にやることは1つ。2026年に国民年金保険料を払った月を、通帳か納付書で書き出してください。

あなたの国民年金保険料の納付は、1〜9月だけですか、10〜12月にもありますか?

日本年金機構のお知らせ(2026年10月9日更新)と国税庁タックスアンサー No.1130(令和8年4月1日現在法令等)をもとに、制度の一般的な仕組みを説明したものです(2026年10月28日確認)。個別の税額や申告の可否は、税務署や税理士にご確認ください。

よくある質問

国民年金の控除証明書は、いつ届きますか

日本年金機構によると、1〜9月に払った分は電子が10月中旬〜下旬、書面が10月下旬〜11月上旬の予定です。10〜12月に払った分は、電子が2027年1月下旬から、書面が2027年2月上旬の予定です(2026年10月9日更新のお知らせ)。

会社員でも国民年金の控除証明書は届きますか

届きます。厚生年金などに加入していても、2026年中に国民年金保険料を一度でも払っていれば、被保険者本人宛てに送られます。

10〜12月に払った分は、年末調整に使えますか

証明書が年末調整に間に合わない時期に届くため、使えません。年末調整では明細書での代用もできないので、翌年の確定申告で控除します。

次に読む