はじめての方へ|お金の話でだまされないための3つの質問
広告に「PF 1.64」と書かれた販売EAを、同じ期間の実データで組み直したことがあります。出てきた数字は1.04〜1.12。2023年以降に限ると0.84で、負けていました。うそを書いたとは限りません。ただ、確かめる前と後で、見える景色がまるで違いました。このブログは、その「確かめる」をお金の話ぜんぶに広げる場所です。
合言葉は「お金を動かす前に、1つだけ確かめる」
全部を調べる必要はありません。時間も知識も、仕事や家のことに使っているぶん足りないのが普通で、専門家のように1つの話に何時間もかけられる人はほとんどいないからです。だから、お金を払う前、口座を開く前、副業を始める前に、1つだけ確かめる。これを習慣にするだけで、大きな失敗の多くは避けられると私は考えています。
何を確かめるか迷ったら、次の3つの質問から1つ選んでください。1つで足ります。
質問1:その数字の出典は?
「勝率80%」「月5万円」「利回り10%」。数字は具体的なほど本当らしく見えます。でも、数字の強さと正しさは別物です。
聞くことは3つだけです。いつからいつまでの数字か。誰が測ったのか。手数料やコストは引いてあるか。冒頭の販売EAは、同じ作りのまま2023年以降に限ると0.84でした。どの期間を切り取るかで、数字は大きく変わります。
出典が書いていない数字は、うその数字でも本当の数字でもなく、「まだ確かめられていない数字」として、いったん机の端に置いておくように読みます。決めつけはしない。でも、お金も動かさない。
質問2:自分が損する場合は書いてある?
良いことだけが並んでいたら、書いていない側を探します。たいてい、そこに答えがあります。
たとえばプロップファームの Fintokei は、公式ブログで1回の損切りの目安を「2%」としています。一方、2026年4月に更新された公式FAQは「0.5〜1%」。2%で計算し直すと、3回続けて負けた時点で1日の損失の上限に届きます。勝率5割でも、続く3回が全部負けになる確率は8分の1。どちらの数字も公式なのに、損する場合の見え方が大きく違います。
このブログでは、どの記事にも「向かない人」と「この記事でわからないこと」を入れていて、書き終えたら、結論とその2つが食い違っていないかを公開の前に読み直しています。不利なことを先に書くのは、それがいちばん役に立つ情報だからです。
質問3:勧める人は何で収入を得ている?
勧める人が、あなたの申し込みで報酬を受け取ることがあります。それ自体は悪いことではありません。知ったうえで読めばいい。
このブログも例外ではないので、先に書きます。収入は、VPS などのアフィリエイト(A8.net)、プロップファームの紹介枠、EAとインジケーターの作成依頼です。広告を含むページには、最初の画面に「PR」と表示しています。報酬の高さで並べる順番を変えることはしませんし、「おすすめ」「No.1」とも書きません。順番は使い方で決めます。
逆に、収入の出どころを聞いても答えない人からは、私は買いません。
3つの質問を、30秒で使う
- 数字を1つ選ぶ。いちばん目を引いた数字だけで十分です
- その数字に質問1を当てる。期間・測った人・コストのどれか1つでも分かれば前進です
- ページの下のほうを見る。損する場合と、書き手の収入源が書いてあるか(質問2と3)
3つとも答えが見つからなければ、その日はお金を動かさない。それだけです。本当にそれだけ。
このブログが書かないこと
- 特定の銘柄や、売り買いのタイミング。投資助言にあたるので書きません
- 「必ず」「誰でも」「放置で稼げる」。確かめられないことは書けません
- 測っていない使用感や、作った体験談・読者の声
その代わりに、出典のリンク、計算の前提、確かめた日付を毎回つけています。あなたが自分で確かめ直せるようにするためです。
どこから読むか
- 非課税で積み立てたい人はNISA・投資信託、老後の備えなら年金・老後から
- 個別の株やFX、不動産を考えている人は株式・FX・自動売買・不動産から
- 確定申告や相続で迷っている人は税金・相続から。最初の1本は相続税はうちもかかる?です
- 毎月のお金の不安を整理したい人は家計・お金の悩み(保険を考える前に医療費の自己負担の上限を)、収入を増やしたい人は副業から
最近見かけたお金のうまい話で、いちばん確かめたいものは何ですか?
確かめてほしい話はお問い合わせフォームで受け付けています。いただいたテーマは、名前を出さずに記事にすることがあります。