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税金・相続公開 2026-10-17 ・ 更新 2026-10-31

確定申告の納付方法と期限。7つの払い方の手数料と引き落とし日

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確定申告の納付方法と期限

2026年分の確定申告で納める所得税は、納期限が2027年3月15日(月)です。ただし振替納税(口座からの自動引き落とし)にしておくと、引き落としは4月中旬〜下旬。同じ税金でも、払い方で1か月ほどずれます。

手数料がかかるのは、7つの払い方のうちクレジットカードだけ。あとは無料。そのかわり、30万円を超えると使えない払い方が2つあります。国税庁の原文から、この差を1枚にまとめました。

書いている私は、売買ロジックを100以上検証してきたシステムエンジニアです。FP1級の資格は持っていますが、税理士ではなく、個別の相談や手続きの代行はしていません。国税庁の原文を開いて確かめた内容だけを載せています。

まず1分チェック

  1. 納める額は30万円を超えそうですか。超えるなら、スマホアプリとコンビニは使えません
  2. 申告は期限内に出せそうですか。期限を過ぎて出すと、振替納税は使えません
  3. 領収書が要りますか。要るなら、金融機関か税務署の窓口で払う方法だけになります

納期限と引き落とし日(2026年分と2025年分)

まず日付。申告の期限と、払う期限は同じ日です。違うのは、振替納税を選んだ人の引き落とし日だけです。

年分納期限振替納税の引き落とし日
2026年分(令和8年分)2027年3月15日(月)2027年4月中旬〜下旬(未確定)
2025年分(令和7年分)2026年3月16日(月)2026年4月23日(木)

国税庁「主な国税の納期限(法定納期限)及び振替日」。2026年10月17日確認。令和8年分の振替日は「確定次第掲載」と書かれています

前の年は38日。納期限から振替日までのこの日数のうちに口座へお金を入れておけば間に合う、というのが、ほかの6つの払い方にはない振替納税のいちばんの違いです。

7つの払い方を並べる

では、日付以外は?国税庁の各ページの「手数料」「上限」の欄を、そのまま並べます。

払い方手数料上限・条件
振替納税不要期限内の申告分だけ。事前に依頼書
ダイレクト納付(e-Tax から口座引き落とし)不要事前に届出。一部のネット専業銀行は不可
インターネットバンキング原文に記載なし(銀行による)e-Tax で申告したあとに払う
クレジットカードあり(1万円までごとに99円)1回1,000万円未満
スマホアプリ不要30万円以下。アプリの残高払いだけ
コンビニ(QRコード・バーコード)不要30万円以下。窓口でカード・電子マネー不可
金融機関・税務署の窓口不要現金。領収書が出るのはここだけ

国税庁の「振替納税」「ダイレクト納付の手続」「クレジットカード納付」「スマホアプリ納付」「コンビニ納付」の各ページ。2026年10月17日確認

クレジットカードの手数料は、原文の表では1万円までが99円、5万円で495円です。その先も1万円ごとに足されるので、10万円なら990円になります(10万円は筆者が表の決まりで計算)。原文には「決済手数料は国の収入になるものではありません」とも書かれています。

振替納税は「申し込み」が先

引き落としが遅いなら、全員それでいいのか。そうはいきません。振替納税は事前に口座振替依頼書を出しておく必要があり、出していなければ、納期限が来ても引き落とされることはなく、別の方法で払うことになります。紙なら税務署か金融機関へ、オンラインなら e-Tax から出せます(No.9201)。

前の年の原文では、新しく使う人の申し込み期限は納期限と同じ日でした。一度出せば、次の年からも続きます。転居して税務署が変わっても、そのまま使えると書かれています。

確定申告そのものの流れは、副業の確定申告のやり方に順番で書きました。払い方を決めるのは、その最後の段です。

半分だけ先に払う「延納」

一度に払うのが苦しい人には、延納という制度があります。納期限まで(振替納税なら振替日まで)に半分以上を払えば、残りは5月31日まで待ってもらえます。2026年分なら2027年5月31日(月)です。

ただし、待ってもらった分には利子税がかかります。タダの後払いではない。

国税庁 確定申告 Q&A【税金の納付】Q35、主な国税の納期限及び振替日。2026年10月17日確認

遅れたらいくらか:延滞税と利子税を50万円で計算

「延滞税がかかる」だけでは、怖いのか軽いのかわかりません。国税庁の割合のページで、2026年の数字を読みました。納期限の翌日から2か月までは年2.8%、2か月を過ぎると年9.1%です。

場面(納める税額)かかるお金筆者の計算
50万円を30日遅れて払う延滞税 約1,150円50万円×2.8%×30日÷365日
50万円を3か月(90日)遅れて払う延滞税 約6,040円最初の約60日は2.8%で約2,300円、残り約30日は9.1%で約3,740円(暦の日数で細かくは変わる)
50万円の半分を延納し、5月31日まで待つ利子税 約680円25万円×1.3%×77日÷365日

国税庁「延滞税の割合」(令和8年1月1日〜12月31日:2.8%・9.1%、利子税は1.3%)。2026年10月31日確認。2027年の割合は、財務大臣が2026年11月末までに告示して決まるため、上の計算は2026年の割合を当てはめた目安です。実際の額は日数と端数処理で変わります

3か月遅れると、30日遅れの5倍ほどになります。2か月を過ぎると割合が3倍以上になるからです。金額は50万円の例なら数千円。それでも、振替納税の「残高不足」で納期限の翌日から数えられるのは、この延滞税のほうです。

一方で、半分を延納したときの利子税は50万円のうち25万円を77日待っても約680円でした。手元にお金がなく、延滞より延納を選べる状況なら、利子税のほうがはるかに軽い、というのがこの表の読みです(利子税は延納の届出をした場合の話で、届出なしの遅れは延滞税になります)。

損する場合・向かない人

質問2「自分が損する場合は書いてある?」で見ます。原文には、損をする場面がはっきり書かれています。

私ならこうする

書き手のアイコン書き手

私なら、まず振替納税の依頼書を出しておきます。手数料がかからず、払う日が1か月ほど後になるからです。そのかわり、振替日の前の日に口座の残高を必ず見ます。ここだけは忘れない。

期限ぎりぎりで申告することになった年は、振替納税に頼らず、ダイレクト納付か窓口で期限内に払います。間に合わなかったときの延滞税は、手数料より高くつきやすいと考えるからです。

会社員で、年末調整のあとに自分で申告するかどうかから迷っているなら、先に年末調整と確定申告の違いを見てください。払う段まで来ない人も多いはずです。

この記事でわからないこと

お金を動かす前に、1つだけ確かめる。今回の1つは、国税庁の「主な国税の納期限及び振替日」のページで、自分の年分の振替日です。

去年の確定申告、どの方法で払いましたか?

国税庁の納付手続の各ページ、タックスアンサー No.9201(令和8年4月1日現在法令等)、確定申告 Q&A【税金の納付】を2026年10月17日に確認。制度の一般的な説明で、個別の税務の助言ではありません。

よくある質問

確定申告の税金が遅れると延滞税はいくらですか

国税庁の割合表では、2026年は納期限の翌日から2か月までが年2.8%、それ以降が年9.1%です。たとえば50万円を30日遅れて払うと、50万円×2.8%×30日÷365日で約1,150円(筆者の計算の目安)。2027年の割合は2026年11月末の告示で決まります。

確定申告の税金はいつまでに払いますか

所得税の納期限は申告期限と同じで、2026年分(令和8年分)は2027年3月15日(月)です。振替納税を使う場合の引き落とし日は2027年4月中旬〜下旬で、国税庁は確定次第掲載するとしています(2026年10月17日確認)。

確定申告の納付で手数料がかかるのはどれですか

国税庁の各ページで手数料がかかると書かれているのはクレジットカード納付だけで、1万円までごとに99円が加算されます。振替納税・ダイレクト納付・スマホアプリ・コンビニ・窓口は手数料不要です。

振替納税で残高が足りなかったらどうなりますか

引き落としができないと、振替日ではなく法定納期限の翌日から延滞税がかかると国税庁の原文に書かれています。振替日の前日までに残高を確かめるよう案内されています。

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