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家計・お金の悩み公開 2026-10-09 ・ 更新 2026-10-09

家計の支出は6年で何が増えた?2019年と2025年の家計調査を比べた

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家計の支出、6年で何が増えた

総務省の家計調査で2019年と2025年を比べると、二人以上の世帯の消費支出は年に約24.7万円増えていました。そのうち約17.3万円、ちょうど7割が食料です。

「何もかも高くなった」と感じますが、数字で見ると増え方はそろっていません。10の費目のうち、2つは減っていました。下の表で、どこが増えてどこが減ったかを順に見ます。

書いている私はシステムエンジニアです。ここに載せるのは家計調査の原表の数字と、私の引き算・割り算だけです。増えた理由は推測になるので書いていません。

先に、比べ方の前提

10の費目で見る:増えた8つ、減った2つ

費目2019年2025年差(年)
食料96.6万円113.9万円+17.3万円
光熱・水道26.3万円29.5万円+3.1万円
交通・通信52.6万円54.9万円+2.3万円
保健医療16.8万円19.0万円+2.2万円
住居20.5万円22.4万円+1.9万円
教養娯楽36.8万円38.5万円+1.7万円
家具・家事用品14.1万円15.7万円+1.6万円
教育13.8万円14.3万円+0.5万円
被服及び履物13.6万円12.1万円−1.5万円
その他の消費支出61.0万円56.5万円−4.5万円
消費支出の合計352.1万円376.8万円+24.7万円

総務省統計局「家計調査 家計収支編」二人以上の世帯 第4-6表(2019年・2025年)の平均の列から筆者が計算。円の単位は千円の位で四捨五入。もとの数字は、消費支出 3,520,547円→3,768,007円、食料 965,536円→1,138,736円。「住居」は持ち家の世帯も入れた平均なので、家賃の実感とは合わない

読むのは一番上の行です。増えた24.7万円のうち、食料が17.3万円。割り算をすると70.0%でした。2番目の光熱・水道は3.1万円で、食料の5分の1もありません。

月にならすと、消費支出は29.3万円から31.4万円へ、約2.1万円の増加です。食料だけで月に約1.4万円増えています。

食料の中で、何が増えたか

品目2019年2025年増え方
米23,212円42,739円+84.1%
調理食品128,386円162,964円+26.9%
菓子類87,469円110,527円+26.4%
外食176,917円198,759円+12.3%

同じ表から筆者が計算。年間の支出金額

率でいちばん大きいのは米で、6年で1.8倍。ただ、金額で見ると話が変わります。米の増加は年に約2.0万円。調理食品は約3.5万円で、こちらのほうが家計には重い。率と額は、別々に見ないと取り違えます。

食料が消費支出に占める割合も出しました。2019年が27.4%、2025年が30.2%です。支出の3割が食べ物、という線を超えました。

この3割の食費に、2027年4月から税の変化が来るかもしれません。食料品の消費税を2年間1%にする案が閣議決定されました。外食とお酒は対象外です。この表の数字で効き目を計算したのが食料品の消費税1%はいつから?です。

減った2つの中身

減ったほうも見ておきます。

通信のうち携帯電話の通信料がどう動いたかは、スマホ代の平均は月いくら?で年ごとに追いました。

ここで分かるのは、食料と電気代が増えた分の一部を、交際費・服・通信が埋めている形だということです。埋めきれなかった残りが、24.7万円になっています。

電気代は、年に約2.9万円増えた

光熱・水道の中では、電気代が129,905円から158,622円へ増えました。年に約2.9万円、22.1%です。光熱・水道の増加3.1万円は、ほぼ電気代で説明がつきます。

質問1で読む:その数字の出典は?

このブログでは、お金の話に3つの質問を当てています。1つ目は「出典は?」。

「食費が◯割上がった」という話を見かけたら、確かめる点は3つあります。どの年と比べているか。値段の話か、払った額の話か。どんな世帯の平均か。

たとえば外食は、2020年の129,726円から比べると2025年は53%増です。2019年からだと12%増。起点を1年ずらすだけで、同じ統計から4倍以上ちがう数字が出ます。この記事が2019年を選んだ理由は、最初に書いたとおりです。

平均には、もう1つ癖があります。世帯主の平均年齢は60歳前後で、子育て中の世帯の姿とは離れています。平均と自分を比べるときの注意は、貯金の平均と中央値でも同じでした。

私ならこうする

書き手のアイコン書き手

私なら、節約を考える前に、自分の家の食費を2019年ごろと比べます。クレジットカードの明細か家計簿アプリに、古い年が残っていれば足ります。

平均は月に約1.4万円の増加でした。自分の家がそれより大きく増えているなら、見る場所は食料の中です。表の4品目のどれが動いたかを先に探します。

逆に、平均より増えていなければ、食費を削る話は後回しでかまいません。削る所を間違えると、続きません。

この記事でわからないこと

お金を動かす前に、1つだけ確かめる。今回の1つは、自分の家の食費の、6年前との差です。

食費は増えたと感じていますか。それとも、数字で比べたことがありますか?

総務省統計局「家計調査 家計収支編」二人以上の世帯 第4-6表(2019年・2020年・2025年)を、2026年10月9日に e-Stat から取得して確認しました。差と割合は筆者の計算です。統計の一般的な読み方で、個別の家計の助言ではありません。

よくある質問

家計の支出は2019年からいくら増えましたか

総務省の家計調査(二人以上の世帯)では、消費支出は2019年の年3,520,547円から2025年は3,768,007円になり、約24.7万円(7.0%)増えました。月にすると約2.1万円です。物価の動きを除いていない金額です(筆者の計算、2026年10月9日確認)。

いちばん増えた費目は何ですか

10の費目では食料で、年965,536円から1,138,736円へ約17.3万円増えました。消費支出の増加の約70%にあたります。食料の中では、米が84.1%増、調理食品が26.9%増でした(家計調査 第4-6表から筆者が計算)。

減った費目はありますか

被服及び履物(年約1.5万円減)と、その他の消費支出(年約4.5万円減)が減っています。その他の中では交際費が約3.2万円減りました。交通・通信は全体では増えていますが、通信だけを見ると約2.3万円減っています。

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