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家計・お金の悩み公開 2026-10-08 ・ 更新 2026-10-08

スマホ代の平均は月いくら?家計調査では1世帯9,068円だった

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スマホ代の平均は月いくら

スマホ代の平均は、総務省の家計調査(2025年)で1世帯あたり月9,068円でした。二人以上の世帯の数字で、世帯の人数(平均2.87人)で割ると1人あたり約3,160円になります。

ただ、この9,068円には端末の代金も、家のネット回線も入っていません。自分の請求額とそのまま比べると、たいてい「うちは高い」と出ます。比べ方を先にそろえます。

書いている私は、相場のロジックを100以上検証してきたシステムエンジニアです。通信の専門家ではないので、総務省統計局の表を自分で開いて読んだ数字と、前提を書いた割り算だけを載せています。通信会社や料金プランの比較はしていません。

先に1分チェック:比べる前にそろえる3つ

  1. 請求額に、端末の分割払いが入っていませんか。家計調査では端末は別の項目です
  2. 家のネット回線や動画のサブスクが、同じ請求にまとまっていませんか。これも別の項目に数えられています
  3. 家族何人分の合計ですか。9,068円は世帯の合計で、1人分ではありません

3つを外して残った「通話とデータ通信の料金」だけが、9,068円と並べられる数字です。

家計調査の中身:通信料だけで年108,814円

家計調査は、全国の世帯に家計簿をつけてもらって集計する国の統計です。アンケートで「だいたいいくら」と聞いた数字とは作りが違います。2025年の二人以上の世帯の表から、スマホに関係する行を抜き出しました。

項目(2025年・1世帯)年間月あたり
携帯電話通信料108,814円9,068円
携帯電話機(端末)8,924円744円
インターネット接続料35,447円2,954円
3つの合計153,185円12,765円

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編」2025年 第4-6表(二人以上の世帯、平均)。月あたりは年間÷12で筆者の計算。2026年10月8日確認

「携帯電話通信料」に何が入るかは、統計局の分類表に書いてあります。スマートフォン・携帯電話の音声通話とデータ通信の料金。契約の事務手数料と、端末のレンタル料もここです。タブレットの通信料とモバイルWi-Fiは、別の項目でした。

端末は月744円。安すぎると感じるはずです。これは買わなかった年の世帯も混ぜた平均だからで、実際に買った年の家計では、分割でも一括でも、この何倍もの額が通信料とは別に出ていきます。

消費支出(年3,768,007円)に対して、通信料は2.9%。食費や住まいに比べれば小さいのに、毎月同じ額が出ていくので気になる。そういう位置の出費です。

5年で年1万8千円下がった:2020年は月10,581円

同じ表を2020年までさかのぼりました。平均は毎年下がっています。

年携帯電話通信料(年間)月あたり
2020年126,973円10,581円
2021年125,093円10,424円
2022年118,113円9,843円
2023年113,649円9,471円
2024年110,180円9,182円
2025年108,814円9,068円

出典:同じ第4-6表の各年(二人以上の世帯、平均)。月あたりは筆者の計算

2020年から2025年で年18,159円。14%減りました。世帯の人数も2.95人から2.87人に減っているので、全部が料金の下がった分とは言えませんが、5年続けて前の年を下回っているのだから、向きははっきりしています。

ここから読めることが1つあります。5年以上プランを見直していない人は、平均が動く前の料金のまま払っている場合がある。値下がりの理由までは、この表からはわかりません。

通信が下がった同じ期間に、家計全体では食料と電気代が増えています。10の費目を並べた表は家計の支出は6年で何が増えた?に載せました。

年代別:50代の世帯が月11,856円でいちばん高い

世帯主の年齢で分けると、差が出ます。1人あたりは、月額を世帯の人数で割った目安です。

世帯主の年齢月あたり世帯の人数1人あたり
29歳以下8,729円2.91人約3,000円
30〜39歳8,266円3.58人約2,310円
40〜49歳10,804円3.73人約2,900円
50〜59歳11,856円3.12人約3,800円
60〜69歳9,274円2.52人約3,680円
70歳以上6,781円2.34人約2,900円

出典:同じ第4-6表(2025年)。月あたり・1人あたりは筆者の計算。人数にはスマホを持たない子どもも入るので、1人あたりは低めに出る

50代が高いのは、子どもが自分のスマホを持つ年ごろと重なるからでしょう。30代の1人あたりが低いのは逆の理由で、人数に小さい子が入っています。だから30代の約2,310円を見て「うちは高すぎる」と思う必要はありません。

意外だったのは60代。人数は2.5人なのに、1人あたりは50代とほぼ同じでした。

年収別:いちばん低い組と高い組でも、1人あたりは約500円の差

年代の次に気になるのは収入です。年収で世帯を5つに分けた表も開きました。いちばん低い組は月6,392円、いちばん高い組は月11,165円。倍近く違って見えます。

ところが人数で割ると、約2,780円と約3,320円。差は500円ほど。収入の高い世帯は人数も多く(いちばん低い組が2.30人、高い組が3.36人)、そのぶん契約の本数が増えて合計が膨らんでいただけ、と私は読みました。

スマホ代は、収入よりも「家族の人数」で決まる出費だと読めます。平均と比べるなら、世帯の合計より1人あたりで見るほうがずれません。

質問1で読む:「スマホ代の平均は◯円」の出典はどこ?

このブログでは、お金の話に3つの質問を当てています。今回は1つ目、「その数字の出典は?」です。

「スマホ代の平均」は、出どころによって4,000円にも1万円にもなります。数字を見たら、私は3か所を確かめます。

「平均より高いから乗り換えましょう」という話は、この3つがそろっていない数字で始まることがあります。高いかどうかは、そろえてから決めれば足ります。

平均という物差しそのものにも癖があります。高い人に引っぱられやすい。貯金の平均と中央値がどれだけ離れるかは、30代の貯金の平均と中央値で実際の表を使って確かめました。スマホ代は中央値がこの表に載っていないので、平均で見るしかありません。

損する場合:平均だけ見て動くと外すとき

仕事で通話やデータを多く使う人は、平均より高くて当たり前。平均は、目標にする数字とは違います。

私ならこうする

書き手のアイコン書き手

私なら、先月の明細を3つに分けます。通信料、端末の分割、オプションやサブスク。通信料だけを家族の人数で割って、約3,160円と並べます。

上回っていたら、データの使用量を見ます。契約している量の半分も使っていないなら、下げる余地がある。使い切っているなら、そのまま。月に数百円のために不便を買うことはしません。

固定費の話は、家計全体のどこに効くかで重さが変わります。老後の家計を同じ家計調査で読んだ老後2,000万円の前提を計算し直した記事では、毎月の赤字が約4.2万円でした。そこに置くと、スマホ代の月1,500円は小さくない数字です。

この記事でわからないこと

お金を動かす前に、1つだけ確かめる。今回の1つは、先月の明細のうち「通信料だけ」がいくらかです。アプリか請求書を開けば、3分でわかります。

通信料だけを人数で割ると、約3,160円より上でしたか、下でしたか?

総務省統計局「家計調査 家計収支編」2020〜2025年(二人以上の世帯)第4-3表・第4-6表と、家計調査年報2025年の収支項目分類表を2026年10月8日に確認し、割り算は筆者が行いました。統計の読み方の一般的な説明で、特定の通信会社や料金プランをすすめるものではありません。

よくある質問

スマホ代の平均は月いくらですか

総務省の家計調査(2025年・二人以上の世帯)では、携帯電話通信料は1世帯あたり年108,814円、月にすると9,068円です。世帯の人数(平均2.87人)で割ると1人あたり約3,160円になります。端末の代金とインターネット接続料は含みません(月あたりと1人あたりは筆者の計算、2026年10月8日確認)。

家計調査のスマホ代に端末代は入っていますか

入っていません。家計調査では「携帯電話通信料」(通話とデータ通信の料金)と「携帯電話機」(端末)が別の項目です。2025年の二人以上の世帯では、携帯電話機は年8,924円、インターネット接続料は年35,447円でした。

スマホ代は以前より下がっていますか

家計調査の平均では下がっています。二人以上の世帯の携帯電話通信料は、2020年の年126,973円から2025年の年108,814円へ、5年で18,159円(約14%)減りました。世帯の人数も減っているので、すべてが料金の下がった分とは言えません。

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