
Fintokeiのロットの決め方
Fintokei の公式ブログは1回の損切りの目安を2%、公式FAQは0.5〜1%としています。2%なら3回目の負けで1日−5%に届きます。1回のリスクを「その日に止める線まで…
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「スイングは含み損を気にしなくていいプラン」。そう紹介されることがありますが、半分だけ正しい説明です。スイングの1日の損失の線は残高から引かれますが、失格かどうかの判定は含み損益を入れた有効証拠金で行われます。そのため、100万円の口座で3万円の含み損を抱えたまま朝9時をまたぐと、その日に使える余裕は通常プランの4.85万円に対して、スイングは2万円しかありません。スイングは、勝っている玉を持ち越す人には広く、負けている玉を持ち越す人には狭いプランです。料金・レバレッジ・スワップの違いと合わせて、2026年9月27日に Fintokei の公式サイトと公式FAQで確かめました。
3つ目が分からない人は、この記事の後半だけでも読んでください。
利益目標や全体の損失など、合否にかかわる線の大半は同じです。違うのは次の表の上の4行だけ。
| 項目 | チャレンジプラン | チャレンジプラン・スイング |
|---|---|---|
| 100万円の口座の料金 | 12,500円 | 15,000円 |
| 最大レバレッジ | FXなど100倍、株価指数50倍 | FXなど25倍、株価指数20倍 |
| スワップ | あり | 全銘柄スワップフリー |
| 1日−5%の基準 | UTC0時の有効証拠金 | UTC0時の残高(未決済は含めない) |
| 失格の判定 | どちらも有効証拠金(含み損益を入れた額)で、その場で失格 | |
| 利益目標 | ステップ1 8%、ステップ2 6% | |
| 全体の損失 | 初期資金から−10% | |
| 含み損の上限 | 3% | |
| 取引日数と期限 | 最低3日、期限なし(30日に1回以上の新規か決済が必要) | |
| 週末の持ち越し・指標の前後 | どちらも可 | |
| EA | 使える | |
| 報酬の割合 | 80% | |
ひとつ誤解を解いておきます。「週末に持ち越すならスイング」と書かれた記事がありますが、公式ブログの比較表では、通常のチャレンジプランも週末の持ち越しは「可」です。週末をまたぐかどうかは、プランを分ける理由になりません。
料金は、同じ口座の大きさで2割から2割5分ほど高くなります。
| 口座 | チャレンジプラン | スイング | 差 |
|---|---|---|---|
| 100万円 | 12,500円 | 15,000円 | +2,500円 |
| 200万円 | 21,500円 | 26,800円 | +5,300円 |
| 500万円 | 39,800円 | 49,800円 | +10,000円 |
| 1,000万円 | 69,800円 | 84,800円 | +15,000円 |
| 2,000万円 | 109,800円 | 134,800円 | +25,000円 |
| 3,500万円 | 209,800円 | 254,800円 | +45,000円 |
ここがこの記事の本題です。
通常のプランは、朝9時の有効証拠金を基準に線を引き直します。含み損があれば基準も下がるので、その日の余裕はいつも「いまの有効証拠金の5%」。持ち越した含み損は、1日の線の計算からは消えます。
スイングは、朝9時の残高が基準です。含み損は基準に入りません。ところが失格の判定は有効証拠金で行われるので、持ち越した含み損は、その日の5%をはじめから食った状態で1日が始まります。
100万円の口座で、残高が100万円のまま朝9時を迎えた3つの場合を並べます(筆者の計算)。
| 朝9時に持っている玉 | 通常:その日の線 | 通常:余裕 | スイング:その日の線 | スイング:余裕 |
|---|---|---|---|---|
| なし | 95万円 | 5万円 | 95万円 | 5万円 |
| 含み損 −3万円 | 92.15万円 | 4.85万円 | 95万円 | 2万円 |
| 含み益 +3万円 | 97.85万円 | 5.15万円 | 95万円 | 8万円 |
スイングの余裕は「5万円+持ち越した含み損益」。通常の余裕は、ほぼ5万円のまま動きません。
−3万円は、含み損の上限3%ちょうどです。つまりスイングで上限いっぱいの含み損を持ち越した日は、ほかの取引に使える幅が2%しか残りません。上限の3%のほうは初期資金に対する割合なので、その玉がさらに逆行すれば、3%の壁と1日の線の両方に同時に近づきます。
反対に、含み益を持ち越した日はスイングのほうが広い。+3万円の含み益が0に戻っても、スイングなら線まで5万円残ります。通常のプランでは、朝9時に97.85万円まで線が上がっているので、含み益が消えてさらに2.15万円戻したところで失格です。
だから私は、スイングを「長く持つ人のプラン」とは考えていません。勝ち玉を伸ばし、負け玉は朝9時の前に切る人のプランです。含み損を抱えて戻りを待つ手法なら、スイングにすると線は近くなります。
スイングの最大レバレッジは、FXで25倍。100倍の通常プランの4分の1なので、不利に見えます。数字に直してみます。
100万円の口座で25倍なら、建てられるのは2,500万円分まで。1ドル150円で計算すると、ドル円なら約16.7万通貨です。1回の損失を口座の1%(1万円)にすると決めた場合、16.7万通貨で1万円になる損切りの幅は約6pips。損切りが6pipsより広い手法なら、1%の損失に合わせた数量は25倍の上限より小さくなります。
スイングを選ぶ人の損切りは、たいてい数十pips以上でしょう。100pipsなら1%で1万通貨、建てている額は口座の1.5倍です。数日から数週間持つ手法で、25倍の上限に当たる場面はほとんどありません。当たるとしたら、損切りのとても狭い手法を同時に何本も持つときです。自分の数量はロットと停止ラインの計算で確かめられます。
スイングは全銘柄で終日スワップがかかりません。通常のプランにはスワップがあります。持つ日数が長いほど、マイナスのスワップの通貨ペアを売り買いする人には差が出ます。
スワップの額は銘柄と時期で変わるため、この記事では金額を計算していません。自分の手法で比べるなら、過去に持っていた日数と、使う銘柄のスワップを通常プランの取引画面で確かめてください。1日で決済する手法なら、スワップフリーはほぼ関係ありません。
EAを動かす人に、いちばん関係するのはここです。
「朝9時の有効証拠金の95%を割りそうになったら止まる」EAを、スイングの口座で動かしたとします。3万円の含み損を持ち越した日、EAは92.15万円まで取引を続けてよいと判断します。本当の線は95万円。2.85万円分、EAは線の向こう側まで取引を続けます。
逆の組み合わせも起きます。「朝9時の残高の95%」で止まるEAを通常のプランで動かすと、含み益を持ち越した日に、EAの止まる位置が本当の線より下になります。
1日の区切りの時刻もずれやすい箇所です。私が読み直したEA 15本のうち3本は、サーバーの時刻を日本時間やUTCに直す設定が既定のままで、1日の区切りが朝9時になっていませんでした。そのままだと、1日で実質−5.9%まで取引を続ける作りです。時刻のずれ方はMT4のサーバー時間と夏時間に、ほかの失格しやすい作りはそのEA、プロップの規約で失格しませんか?にまとめています。
私ならこうします。スイングの口座では、EAの1日の上限を「朝9時の残高×0.95」に置き、判定は有効証拠金で行う。そして、朝9時に含み損を持ち越した日は、その日の新規の1回の損失を「残りの余裕」から逆算して小さくします。
プロップファームは、FX会社のような金融商品取引業の登録があるサービスではありません。報酬は、デモ環境の取引実績に対する「データ提供料」として支払われます。申し込む前に金融庁の無登録業者の一覧と、運営会社・ルールの原文を自分で確かめてください。生活費や借りたお金では挑まず、まずデモで1か月試すことを勧めます。
調べる前は、スイングは「条件がゆるい上位版」だと思っていました。残高基準と有効証拠金での判定を並べてみると、ゆるくなるのは勝ち玉を持ち越した日だけでした。負け玉を持ち越した日は、むしろ通常のプランより厳しい。この1点だけで、手法に合うかどうかがかなり分かれます。
次にやることを1つ挙げるなら、過去1か月の取引で、朝9時に持っていた玉が含み益だった日と含み損だった日を数えてみてください。
あなたの手法は、朝9時をまたぐとき、含み益と含み損のどちらを持っていることが多いですか?
そのEAの1日の上限が、スイングと通常のどちらの測り方に合っているかを無料で調べています(先着3本)。お問い合わせフォームで「規約チェック希望」と書いてお送りください。販売するEAに私がどんな基準を当てているかはEA販売の基準に、プランに合わせた上限の入ったEAの作成は作成依頼にあります。
全体のルールはFintokei のルール一覧、プランごとの料金はFintokei の料金プラン一覧(PR)、EAが使える範囲はFintokeiでEAは使える?へ。
違いは4つです。料金(100万円の口座で12,500円と15,000円)、最大レバレッジ(FXで100倍と25倍)、スワップ(スイングは全銘柄スワップフリー)、1日−5%の基準(通常はUTC0時の有効証拠金、スイングはUTC0時の残高)。利益目標8%・6%、全体−10%、含み損の上限3%、報酬80%は同じです(公式、2026年9月27日確認)。
線を引く基準には入りませんが、失格の判定は含み損益を入れた有効証拠金で行われます(公式FAQ「Breach of the trading account is still based on account's equity」)。そのため含み損を抱えて朝9時をまたぐと、その日の余裕は「5%−含み損」になり、通常のプランより狭くなります。
持ち越せます。公式ブログの比較表では、通常のプランもスイングも週末の持ち越しは「可」です。公式FAQは、週明けの窓で失格の線を割るおそれがあると注意しています(2026年9月27日確認)。