
Fintokeiのロットの決め方
Fintokei の公式ブログは1回の損切りの目安を2%、公式FAQは0.5〜1%としています。2%なら3回目の負けで1日−5%に届きます。1回のリスクを「その日に止める線まで…
このページには広告(アフィリエイトリンク)を含むことがあります。

手元で使っていた EA のコードを、15本まとめて読み直したことがあります。そのうち3系統は、プロップファームの口座に置いたら規約で失格しかねない作りでした。勝てるかどうか以前の話です。
「日次の損失上限も、全体の上限も、パラメータで設定できます」
「プロップファーム対応」
EA の説明や販売ページでよく見かける書き方設定欄があるのは本当です。欄があれば守ってくれる、と考えるのが普通だと思います。
ところが、コードを1行ずつ読むと話が違いました。欄はある。でも、数える時刻がずれていたり、数えていない損失があったりする。規約違反は1回で終わりなので、この「ずれ」がいちばん怖いところです。
いちばん多かったのがこれです。3系統のうち、1系統がまるごとこの作りでした。1日の損失を数える「日の始まり」が、規約の基準(多くは UTC の0時)とずれていました。
サーバーの時刻と UTC の差を入れる欄の初期値が「0」のままだと、EA は別の時刻で1日を区切ります。すると、規約の上の1日の中に、EA の2日分がまたがる時間ができる。その結果、規約の1日で数えると実質 −5.9% まで負けられる作りになっていました。上限は −5% です。
見分け方:時刻の差を入れる欄があるか、その初期値は何か。夏時間で差が変わる業者なら、それにも対応しているか。
再起動は、よくあります。VPS の更新や MT4 の立ち上げ直しのあと、EA が「まだ注文していない」と思い込んで、同じ注文をもう一度出す作りがありました。
注文が通らなかったときにやり直す処理でも、同じことが起きていました。1回目が実は通っていたのに、もう一度出してしまう。建玉が2倍になれば、損切りに触れたときの損失も2倍です。しかも気づきにくい。
見分け方:デモ口座で、建玉を持った状態のまま MT4 を閉じて開き直す。建玉が増えたら、その EA は使えません。
「同時に持つ建玉の損切りの合計は 3% まで」という規約があります。1本の EA の中では守っていても、2本並べると話が変わります。
それぞれの EA が「自分の建玉」だけを数えて、自分の中で 3% を守る。口座全体では、誰も数えていない。ここが盲点でした。実際に、合計で最大 3.75% まで膨らむ組み合わせがありました。差は 0.75%。小さく見えても、超えたら同じ扱いです。
見分け方:EA が口座の全部の建玉を数えているか、自分の建玉だけか。複数を動かすなら、枠の判定は1本にまとめるのが安全です。
全体の損失の上限(−10%)の手前で、新しい注文を止める処理がない EA もありました。上限は知っているはずなのに、その手前で何もしない作りです。
−9.9% まで負けていても、次の注文を普通に出す。ためらわない。その1回が損切りになると −10.35%。ここで終わりです。
逆に、止めすぎるのも危ないと分かりました。「−8% で永久に停止」にすると、今度は30日間取引が無いという別の規約に触れます。私は、手前で小さく続ける形に直しました。
これは自分の EA で起きました。しかも本番の口座です。1分足のチャートに置いた EA が、損切りの幅を15分足から計算する作りだったのですが、記録を見ると9月15日の注文なのに、使った15分足の時刻が8月14日になっていました。
MT4 は、開いていない時間足のデータを自動で最新にしてくれないことがあり、その場合 EA は、今の相場ではなく1か月前の値動きをもとに損切りの幅を決めてしまいます。狭すぎれば負けが増え、広すぎれば1回の損失が想定を超えます。
見分け方:EA が使う時間足のチャートを、同じ MT4 で開いておく。これだけです。地味ですが効きます。
1日の損失が −2.5% に届いたら新しい注文を止める。そういう安全装置を入れていても、前日から持っている建玉の損切りは止まりません。私のデモ口座では、その日に −3.11% まで行きました。規約の −5% には届いていません。それでも、止めたはずの日にここまで下がりました。
どれも、バックテストの成績表には出てきません。一つもです。
日の区切りのずれはテスターの時刻では起きないことがあり、再起動の二重注文はテスターが再起動しないので出てこず、2本並べたときの合計は1本ずつのテストでは見えないので、成績表を何度見返しても、この5つが表に出てくることはありません。
成績が良い EA ほど、この確認は飛ばされがちです。数字が良いと、中身を疑う理由が見えなくなるからです。
あわせて、1回のロットと、その日に止めるラインも出しておいてください。EA を直しても、賭け方が大きいままだと失格します。何をEAに任せ、何を自分で決めるかは落ちる原因は心理|EAに任せる5つの作業で分けました。
勝つ仕組みは、正直まだ見つかっていません。ただ、失格しない仕組みは作れる。これは手元で確かめられました。
あなたの EA は、建玉を持ったまま再起動したことがありますか?
お使いの EA が、上の5つの事故を起こさないかを調べて、結果をお返しします。先着3本、無料です。
お問い合わせフォームの種類で「EA・インジケーターの作成依頼・見積もり」を選び、「規約チェック希望」と書いてお送りください。3本に達したら、この欄でお知らせします。
受けようとしているプランの「1日の上限」「全体の上限」が何%かは、Fintokei の料金プラン一覧(PR)に、1日の損失の区切りや禁止取引などルールそのものはFintokei のルール一覧(PR)にまとめました。EA のガード値は、この数字から逆算して決めます。
そもそも自分の EA を Fintokei で使ってよいか(買った EA・VPS の置き方)は、Fintokei で EA は使える?で公式FAQに当てはめています。
設定欄があることと、規約どおりに数えていることは別です。運営者が手元の EA 15本を読んだところ、日の区切りの時刻がずれて1日で実質−5.9%まで許す作りや、再起動で同じ注文が2つ建つ作りが見つかりました。
それぞれの EA が自分の建玉だけを数えていると、口座全体の損切りの合計が上限を超えることがあります。運営者の手元では、合計で最大3.75%まで膨らむ組み合わせがありました。
中身を開けずに、テスターで再起動・時刻のずれ・週明けの窓開けを再現し、実際の動きを確かめる方法で調べられます。ソースコードがあれば、コードを読む確認もできます。